リフレッシュタイム

100均アイテムで安くて簡単!癒しグッズを自分で作ろう【ペーパーサシェ】

この記事でわかること

・サシェの種類や使い方
・ペーパーサシェの作り方と使い方
・作業も気分転換につながる理由

”サシェ”って聞いたことありますか?日本語では「香り袋」「におい袋」などとも呼ばれます。香りや形状も様々で、靴箱やクローゼットに置いてもいいですし、インテリアとしても人気があります。そんなおしゃれアイテムを簡単に自分で作ってみませんか?

「ハンドメイドは興味あるけど難しそう。」「やってみたいけど時間がない。」
そんな方におすすめなのがペーパーサシェです。
使う素材は100均で手に入りますし、初めて作成したとしても大体15分もあれば作成できます。

何より、ハンドメイドで自分が好きなものを作るという作業自体が心の安定につながることがあります。集中して物事に没頭することが時には何よりも心の栄養になる、そんなこともあるのです。

今回は香りが好きで、アロマテラピー検定1級の資格を取った薬剤師のおシロがサシェについての解説、簡単な作り方を解説します。

サシェ(香り袋)とは

サシェ(sachet)は、乾燥したハーブや香料などを布や紙の小袋に詰めた香り袋のこと。
フランス語で「小袋」を意味していて、なんといっても見た目がかわいくておしゃれ。
持ち運びやすく、火や電気を使わずに香りを楽しめるのがおすすめポイントです。

サシェの主な使い方

  1. 引き出しやクローゼットの中の香りづけ
  2. カバンやポーチに入れて、ほのかに香らせる
  3. 枕元に置いて寝る前の気分転換に
  4. トイレや玄関などのちょっとした空間の芳香剤代わり

など様々な用途で使用できます。

サシェの中身や素材で種類がたくさんある

たとえば、可愛い袋になっている”袋タイプ”紐がついている”吊り下げタイプ”財布などに入れる”カードタイプ”など様々な形状のサシェがあります。それぞれ用途も様々でカバンに入れたり、玄関に置いたり、吊り下げタイプはクローゼットや車に使ったりもします。

中身も和紙やドライハーブ、木片を使ったものまでさまざま。それぞれ香りの拡散に影響があるため、香りが長持ちする素材、香りが強く感じやすい素材と様々です。また、素材も紙タイプやロウを使ったワックスサシェ、レザーなども素材として使用できます。これらの見た目、中身、素材、用途の組み合わせでたくさんのバリエーションが作れます!

おシロ
おシロ
特にワックスサシェはハーブやお花を使っていて、見た目が可愛くてとても人気が高いアイテムだね!

ハンドメイド作成が癒しにつながる?

集中して作る事自体が気分転換になる

実は作業に集中すること自体が癒しにつながることもあります。クラフト作業による精神状態改善についての研究もされています。また、人間の脳は思っているよりも単純です。作業に集中している間、脳はほかのことを考えられません。なのでストレスなどについても考えていられない状態なので、気分転換になっているといえそうです。心の栄養不足に対して、集中して没頭できる事を探すことが一つの道と言えそうです。

作品完成時の達成感

一生懸命作業して作品ができたときの喜びはとても大きなものです。
作品完成後の心地よさは作った人にしか味わうことができません。ハンドメイドだけでなく、何かを完成させた後の達成感にはドーパミン(幸せホルモンの一つ)も関与していると考えられています。

ペーパーサシェの作り方

用意するもの

サシェ本体
①クラフトペーパー ②アロマオイル ③茶こし ④コットンパフ ⑤テープのり

飾り付け
⑥シール ⑦紐 ⑧マスキングテープ などお好みで

1.紙で袋を作る

①と②に折り目を付ける

矢印同士が合わさるように③に折り目を付ける。

④の四角部分を切り取る。⑤は横の折り目の線まで切れ目を入れる。⑥は斜めに切り取る。

⑦部分にのりを付けて、折り目に沿って折りくっつける。

⑧(表の絵が書いてある方だけ)にのりを付けて③でつけた折り目に沿って折りくっつける。

⑨にのりを付けて、②でつけた折り目に沿って折り、くっつける。

袋完成!

2.中身を作って袋に入れる。

コットンにアロマオイルを2~3滴ほど染み込ませて、茶こしに入れる。少し乾かしてから先ほど作った袋に入れる。
※乾かさないと袋にシミができてしまうよ。

写真では4滴ついてしまいました💦

3.袋に香りを入れてデコレーションする

袋を可愛くデコレーションします。シールを貼ったり、紐を結ってみたり、時にはドライフラワーや造花を少し飾ると可愛くできます!

香りが薄いと感じたら

無水エタノールを少し混ぜる

香りの正体は”揮発性有機化合物”という物質。空気中に香り物質が飛んでいて、鼻に入っていくことで香りを感じます。ということは、香りを飛ばしやすくしてあげることで香りを感じやすくなります。
無水エタノールは香りを飛ばしやすくしてくれます。使いたい分のアロマオイルを別容器に移して、そこに無水エタノールを混ぜて、コットンに染み込ませましょう。量としてはお好みですが、5~15%くらいの濃度になるようにするのがおすすめです。
例えば5%であれば全体5mlに対してアロマオイルは5滴入れるという計算になります。(アロマオイル1滴が約0.05ml)
注意として、安価な無水エタノールにはIP(イソプロパノール)が含まれているので、それは買わないようにしましょう。詳しくはこちらで解説しています👇

気に入った香りは少しグレードを上げてみる

セリアやダイソーなどに100均に売っているアロマオイル、私はほとんど使いません。
理由としては、天然のオイルではなく香料(人工の香り)が使用されている事が多く、天然100%のアロマオイル(精油やエッセンシャルオイルと呼ばれます)のような使い方ができないためです。また、個人的にですが香りも薄く感じます。

初めて使用するには100均のアロマオイルがいいと思います。しかし使ってみて香りが薄いと感じたり、もっとアロマオイルを活用してみたいと思った場合は”精油”を購入して使ってみてほしいです。
精油を初めて買う場合には、ネット購入がおすすめです。初めて買う方へのおすすめはこちらの記事にまとめていますので、読んでみてください。

また、しっかり香らせたい場合は値段が安めで品質も高いフレーバーライフさんの精油、値段が高くてもオーガニックのものを使用してみたい場合はフロリハナさんの精油がそれぞれおすすめです。

フレーバーライフ スイートオレンジ 精油

フロリハナ スイートオレンジ 精油

もっといろんな香りで作ってみたい方

香りをブレンドしてみる

  • オレンジ+ラベンダーで、落ち着いた香りに甘みをプラス。
  • レモングラス+ペパーミントで、清涼感のあるすっきり爽やかな香り。
  • ジャスミン+イランイランで、南国風ホテルのようなオリエンタルな香りに。
  • レモン+ユーカリで、柑橘のフレッシュさにシャープなすっきり感をプラス。

他にも様々なアロマオイルを組み合わせてお気に入りの香りを作ってみてください。

まとめ:のんびりするだけが癒しじゃない🌿

”癒し”と聞くと、のんびり紅茶を飲みながら読書、お風呂で映画を見る、マッサージなどゆったりした雰囲気を思い浮かべる方が多いと思います。しかし、好きな作業に没頭することも癒しの時間になることがあります。

簡易的でも、素敵なものが作れた時の達成感はとても気持ちが良いですし、何より集中している時間そのものが楽しかったりします。

自分に合わなくても今回のサシェは100均で買えるもので作っているので、お試しにチャレンジしやすいかと思います。自分だけのリフレッシュタイムを見つけるために、ぜひお試しでチャレンジしてみてください。

 

参考文献
Bukhave EB, Creek J, Linstad AK, Frandsen TF. The effects of crafts-based interventions on mental health and well-being: A systematic review. Aust Occup Ther J. 2025 Feb;72(1):e70001. doi: 10.1111/1440-1630.70001. PMID: 39956657; PMCID: PMC11830576.

 

ABOUT ME
おシロ
シロクマと香りと料理が大好きな薬剤師。 香りに興味がある方、アロマを始めてみたい方が次にどうすればいいか分かるブログを目指して、日々精進しています。 認定薬剤師/薬膳コーディネーター/アロマテラピー検定1級

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