【買う前に一度見てほしい】高評価のインディーズゲーム『RAIN WORLD』switch版レビュー
結論:人によって好みが分かれる高難易度ゲーム。
ゲームの世界観がかなり良く、ドット絵だが背景も含めかなり作りこまれている印象があった。敵の動きはAIによって計算されており、ステージ環境やプレイヤーの動きによって変わる。
敵同士が捕食しあったり、擬態をしていたり。主人公も食べ物が必要なので、主食のコウモリを捕食したりと弱肉強食の世界のリアルさを追求しているよいゲームだった。
しかし、それゆえゲームとしては難しい部類に入るかもしれない。何度も何度も捕食され、擬態によって騙されたり、ステージ移動の出会い頭に食われることはざらにあった。
また、時間制限もあるのでずっと隠れていたり、迷子になってしまうと時間制限でアウト。
操作性も癖がありプレイしていてイライラすることが多々あったので、ゲームに慣れている人におすすめしたい。
爽快なアクションや戦略は一切なく、道を覚え、泥臭く生き残るのが目的のゲーム。
ステージも廃墟や地下など暗い雰囲気がずっと続くので刺激や感動は少ない。
なのでストーリーや世界観に興味がない方や、いわゆる死にゲーが苦手な方、アクションに慣れていない方にはおすすめしない。
『RAIN WORLD』はこんなゲーム
定期的に洪水のような雨が降る世界。ここでは様々な生き物が独自の生態系を作っている。
あなたは家族と離れ、迷子になったSlugcat(なめくじネコ)となって、この廃れた世界を探索していく。
食料を探し、捕食者から逃げ、時には大雨をしのぐためのシェルターに身を隠す。
なめくじネコは無事に家族を見つけることができるのか。2Dサバイバルアクション・探索ゲーム。
ココが良い点
弱肉強食の世界をリアルに体験できる
このゲームの高評価たる所以(ゆえん)はこれ。
主人公は非力なので捕食者に対して攻撃するより、基本は逃げる立ち回りをする。できることは落ちている石や槍を投げたりするくらい。
そして、捕食者の一部はプレイヤーの動きを学習、記憶する。
過去に石を投げられた記憶から今まで以上に執念深く追いかけてくるようになったりする。
捕食者は決まったルートを巡回をするわけではなく、そのステージに合わせてランダムに行動を決定している。そのため決まった動きで敵から逃げることができず、環境の知識とプレイングと運で毎回敵から逃げなければならない。ステージを移動しても追いかけてくるので、大きな敵を見るたびかなりヒヤヒヤする。
また、敵はステージ外でも活動していて、自分とは関係ないところで捕食しあっている。さっきまでいた捕食者がもっと大きい敵に食われていくといった場面も見かける。

逆に大きな敵が小さな捕食者の罠にかかっていることも。
広すぎるワールドを自由に探索
ステージは一つ一つがパイプのようなものでつながって構成されている。
そのステージの数がもう尋常じゃないほど多い。
自動マッピング機能があり、歩いた場所はいつでも確認することができるが、数時間では探索しきれないほど本当に広い。その分たくさんの発見をする楽しみがある。
この不思議な世界にどっぷり浸かって、危険と隣り合わせのサバイバル生活を存分に味わえる。
少し見にくいが、これはステージ1のほんの一部。奥行きがあり、たくさんの区域に分かれている。
不評ポイント
難易度が高い
操作が難しい
なめくじネコの動きに癖があり、操作が意外と難しい。足場や狭い場所に挟まってうまくジャンプできなかったり、高台から滑り落ちてしまったり。
時間制限がある
定期的に大雨が降る。雨が降ると洪水が起こり、なめくじネコが死んでしまう。雨が降る前に食料を蓄え、シェルターを探し出して冬眠しなければならない。
時間制限の間に食料を蓄え、先に進み、どこにあるかわからないシェルターを探す。これを繰り返して進んでいく。

毎回食料を十分にとった状態でシェルターに入る必要がある。
ステージ移動後に捕食者がいることも
ステージ移動したら目の前に捕食者がいてバクっと食われてしまうこともしばしば。これは相当ストレス。
カルマシステム
カルマというランクがあり、冬眠するたびに上がっていく。新しいステージへ進むために特定のマークのカルマまで上がっている必要がある。ただし、捕食されるとこのランクが1段下がる。
要するに死なずに一定回数冬眠しないと新しいステージへ行けない。
👆左のマークがカルマ。死ぬと下がる。
映像に変わり映えがない
ステージも背景もかなり細かく作りこまれてはいるが、世界観として全体的に暗め。そして代り映えがないので淡々とした描写が続いてしまう。
ゲーム全体が結構暗めの雰囲気。
孤独による不安と恐怖が続く
暗い道が続き、食料もどこにあるかわからない。シェルターも見当たらず、雨が降る時間が刻一刻と迫ってくる。でも気を抜くと食べられてしまう。先へと進むたびにそんな不安と恐怖が押し寄せてくる。そして時には焦りとイライラが募る。
ここがゲームの醍醐味でもあるが、人によって好みが分かれると感じたところだ。
時間制限が近づくにつれて画面が暗くなり、地響きが聞こえ、雨がどんどんと強くなっていく。そのうち画面全体が見えなくなっていく。
どんな人におすすめ?
死にゲーが好きな方
他のゲームほど理不尽は少ないですが、ステージを把握するために何度もやり直す必要があります。
独特な世界観と孤独を味わいたい方
あなたはなめくじネコとなって、なめくじネコの孤独な旅をリアルで味わうことができる。新しい発見だけでなく焦りや苛立ちも含めて。

最終プレイ時間
最初は夢中で探索し、イライラと戦いながら進めていたが、正直なところ10時間を超えたところで飽きてしまった。
良いゲームだとは思うが、単調な洞窟探索、捕食されてカルマが下がり先に進めないイライラが募り飽きてしまった。
少し時間を空けてからまた再挑戦しようと思う。


