重曹を使う?アロマクレンザーとは
重曹を掃除に使うというのはテレビで何度も聞いたことがある方が多いと思います。
今回は研磨効果のある重曹にアロマオイルを混ぜた手作りのクレンザー(研磨剤)を紹介します。水回りの黒ずみや水垢、油汚れなどを落としやすくしてくれます。また、アロマオイルを混ぜることにより、香りを楽しむことができますし、菌の繁殖やカビを抑えることができます。要するにカビを発生しにくくしてくれます。
重曹の特徴
- 皮脂や油汚れを落とす
- 研磨作用
- 消臭効果
重曹はアルカリ性を示します。水に溶けている状態で油と反応させると石鹸(界面活性剤)と同じ効果を持ちます。
また、研磨作用によって汚れを削って磨くことで除去します。
そして嫌なにおいの成分(主に酸性)をアルカリ性で中和して匂いの無い成分に変わることで消臭効果を示します。
この3つの効果があるのでお掃除に重曹がよくつかわれています。
重曹は基本的には問題なく使用できますが、長時間肌に触れると肌荒れの原因になる可能性があります。使用する際には手袋の着用をおすすめします。
![]() |
激落ち 重曹 C01083(1kg*4袋セット)【激落ちくん】[油汚れ 茶シブ 皮脂汚れ 洗浄 研磨 消臭 コゲ落とし] 価格:1360円 |

掃除にアロマを取り入れることのメリット
香りで掃除が楽しく
キッチンの油、お風呂場の水垢など嫌な臭いを感じながらお掃除するのは嫌ですよね。ミントやレモングラスには嫌なにおいを消す効果があります。これらはハーブとして食事にも使用できるので、キッチンにも使用しやすいです。
菌の繁殖やカビ対策として
- ラベンダー
- ティーツリー
これらはカビや菌についての研究もされています。カビを抑えて綺麗な状態を保ち、掃除の回数を減らすことにもつながります。
皮脂や油汚れ、焦げを掃除しやすくする
柑橘系のオイルに含まれているリモネンは油や焦げを溶かしてくれます。
リモネンは炭素と水素のみでできており、油に溶ける性質をもっています。油汚れや焦げも炭素と水素でできていて、リモネンと油汚れの成分の形が似ています。そのため互いに溶けて混ざりやすく、その結果油が溶けて掃除しやすくなります。
用意するもの
- 空の容器
- 重曹
- 精油(エッセンシャルオイル)
蓋のあるガラスのビン(ジャムが入っているビン)がおすすめです。また、精油は100%のエッセンシャルオイルを選んでください。合成香料を使用した安価のアロマオイルでは前項で説明した成分が入っていないので注意してください。
![]() |
価格:1100円 |

作り方と使い方
作り方
- 重曹100gをはかり、容器に移します。
- 好きな精油を10滴ほど重曹の入った容器に垂らします。
- ふたを閉めてよく振り混ぜます。
これだけです。とても簡単にできます。ときどきダマになっているものは爪楊枝などを使って潰してください。
使い方
- 小さじ1杯をとり、少し水で溶いてペースト状にします。
- ペーストを汚れのある場所に塗ります。
- 少し時間をおいてからスポンジなどでこする
- 水でしっかりとすすぐ
洗面台、お風呂場、キッチン、フローリングなど様々な場所で使用できます。洗面台やお風呂場の皮脂汚れ、キッチンでは油汚れや焦げなども取りやすくしてくれます。ただ、水垢などの白い汚れはなかなか落ちません。水垢にはクエン酸が有効です。クエン酸を使用したアロマスプレーは別の記事で紹介します。
また、密閉して保管しておけば使いたいときに使用できます。
アロマクレンザーを使う上での注意点
重曹はアルミ製品、大理石、漆器などを傷つけてしまう可能性があります。畳などもダメです。また、アロマオイルは濃度が高いと皮膚刺激が出てしまう場合や、精油の色がついてしまうこともあります。
精油の取り扱いに注意し、重曹が使えるかしっかり確認してから使用してください。
まとめ
アロマクレンザーいかがでしたか?お掃除に好きな香りを取り入れるだけでも気分が変わります。汚れが取れる原理を知って掃除するといつもと違った気持ちでお掃除ができそうですし、作り方も簡単で、カビの予防ができて綺麗が長持ちできるならぜひ試してみたいですよね!精油と重曹の取り扱いに注意してぜひ使ってみてください。